課題はダダ洩れの色香…ドラマ『アカイリンゴ』で新境地の森咲智美インタビュー

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ドラマ『『アカイリンゴ』で話題の森咲智美

 性行為が違法となった日本を舞台に、高校生たちの男女関係を描き、過激な性的描写が多いことでも話題のドラマ『アカイリンゴ』(ABCテレビ・テレビ神奈川)。本作は民放公式テレビ配信サービス「TVer」のドラマランキングで、毎話トップ10にランクインするなど、大きな反響を呼んでいる。

 そんな、本作で主人公・犬田光らのクラス担任で「歩くアロマ」と呼ばれるほどの色気を発する女性美術教師・壇田律役を演じているのが、インスタグラムで500万フォロワーを誇るクラビアアイドルの森咲智美だ。

 今回、グラッチェ編集部は第2話での出演シーンも話題となった、森咲にインタビューを敢行! 本作の魅力や撮影秘話などを聞いた。

\森咲智美の上品パンチラ/

もはや溢れ出るセクシーを抑えるほうが難しい?

――『アカイリンゴ』は講談社のマンガアプリ「コミックDAYS」で不定期連載中のマンガが原作ですが、本作の脚本を読んだときは、どのような印象を受けられましたか?

森咲智美(以下、森咲):衝撃的でした。「エロ」の中にも伝えたいことがしっかりあったので、面白くて一気に読めましたね。いちキャラクターとして私がこの作品に出られると思うとワクワクしましたし、撮影に挑むのが楽しみでした。一方でやはりセクシーなシーンが多いため、「地上波でどう表現するんだろう?」という不安やドキドキもありました。

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――原作を読んだことのある視聴者は、誰しもが「よく地上波でやってくれたな…」と感じたと思います。

森咲:放送局のABCテレビもギリギリのラインを攻めたというか、厳密に考査してくださったみたいで、そこが見どころのひとつになっているのは間違いありません。「原作をこうやって実写化したのか!」というシーンもたくさんあるので、ぜひそこも注目してみてもらえると、うれしいです。

――今回の「壇田律」という役柄を演じるうえで、森咲さんが苦労した点などはありますか?

森咲:壇田先生は話が進むにしたがって、欲望を解放していくような役ではありますが、個人的には「みんなから愛されている清楚な美術の先生」を、どう表現するのかという緊張感のほうがありましたね。どうやってエロさを抑えるかが課題でした。

――普段のグラビアのお仕事では「セクシーな見せ方」を、突き詰めて考えているわけですからね。ただ、森咲さんはグラビアやSNSの投稿でも、品のある「きれいな写真」を意識していることでも知られています。

森咲:私は「グラビア」を「身体ひとつで表現する写真芸術」だと思っており、そういった意味ではこの作品も、グラビアで意識していることと通じる部分もありました。もちろん、地上波ドラマなので、若い女性などにも抵抗感なく見てもらいたいですし、性的なシーンについてはインティマシーコーディネーター(撮影現場でセックスシーンやヌードシーンを安全に撮影するために役者・監督のあいだで調整を務める専門家)とも相談して、指先まで意識して綺麗に美しく見えるように心がけました。シーンの過激さだけで否定されるような、作品にはしたくないんです。

\森咲智美ダダ洩れの色気を確認/

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初体験ばかりの作品に…

森咲:実は私、「撮影で男性と絡む」のが、このドラマが初めてなんです。お弁当を食べたあと、歯を磨いて撮影に挑むという初めての経験もしました。「初めまして」の人とそういうことをするのは、やっぱり緊張しますね(笑)。

――確かに普段のグラビア撮影にはないシーンですよね。

森咲:しかも、グラビアのイメージDVDでは吐息くらいはありましたが、本作のインティマシー・シーンでは「声」を出す経験もしたので、本当に初体験が多い作品です。でも、壇田先生になりきっていいシーンになったと思っています。

――俳優としてのお仕事も増えていますが、グラビアとは違う苦労も多いのでは?

森咲:畑違いに感じるときもありますが、新しいチャレンジは大好きですし、今年は本格的に役者のお勉強できたらいいなと思っています。

――本作の青年マンガに出てくる「セクシーなお姉さん」的な役もそうですが、「グラドル出身の役者」だからこその強みもありそうですね。

森咲:グラビアでの経験が直接生きているなと思う役もありますし、そこから派生していろいろな役を演じられるようにはなれたらなとは考えています。グラビア出身としてグラビア界を盛り上げていくような、幅広くチャレンジできたらなと思っています。壇田先生という役を機に、いろんな方に役者としての森咲智美も知ってもらえたらうれしいですね。

――壇田先生というキャラクターと普段のご自身を比較して、共感するところなどはありますか?

森咲:どうでしょうかねぇ(笑)。壇田先生は自分からグイグイいけちゃうタイプなんですけど、私は強そうに見えて実はあまりいけないので…。自分の欲望に忠実な壇田先生の鈍欲さを、女性としては少し羨ましく思います。

\森咲智美はYouTubeも森咲節/

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「壇田先生はこんなもんじゃない」

――森咲さんは2020年1月にYouTubeチャンネルを始めて、そちらも評判を呼んでいますよね。

森咲:ありがたいことに過去の動画もいまだに再生が回っているようですね。最近は少し更新できていないのですが、キャンプが好きすぎて自動車免許を去年取ったので、今年は車からソロキャンプに行く道中の様子も撮りたいと思います。

――昔からアウトドアがお好きなんですか?

森咲:もともと、両親が富山と愛知の出身で、富山の祖母の家に行ったときによくキャンプ場へ連れていってもらっていて、家族でワイワイするのが楽しかった思い出があるんです。それでYouTubeを始めるときに「キャンプしたい」と事務所に相談した経緯があります。あとは、サバイバルとかも大好きで、『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)の脱出島企画とかも、いつか出たいなと思いながら、よく見ています。

――引き続きグラビアだけでなく、女優・タレントとしてマルチに活動されていくと思いますが、お仕事への向き合い方も20代の頃とは変わってきたんでしょうか?

森咲:グラビアでは後輩たちも増えて、気持ちの面での変化はありますね。20代のときは目の前の仕事に精一杯でしたが、もう少し余裕持って引っ張っていけるような存在に私もなっていかないとな、と(笑)。グラビアはいろんなことに挑戦できる職業なので、貪欲にお仕事していきたいです。あとは、メンズエステサロン経営もしているので、2店舗目を展開していけたらなと考えています。

――今回のドラマはすでにクランクアップしたとのことですが、改めて今後の注目ポイントを教えてください。

森咲:「壇田先生はこんなもんじゃない」ところを見てもらいたいです。まだ、原作のマンガは完結していませんが、今回のドラマはドラマ用に完結したオリジナルのストーリーになっているので、マンガを読んでいる方にも面白く見てもらえると思います。最終回で壇田先生も「嘘でしょ!?」という展開になるので、最後まで楽しみにしてください!

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(文=伊藤綾/写真=二瓶彩)

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