ふんどしグラビアまとめ
ふんどしグラビアの元祖は貝殻ビキニの武田久美子?
グラビアアイドルの戦闘服といえば水着。ポテンシャル豊かなボディをさらに磨き上げた美女たちが、大胆にボディラインをあらわにする姿は美しく、まさに眼福だ。
特に上下セパレートのビキニタイプは人気が高く、デザインなどの変化はあるものの元祖グラドルといわれるアグネス・ラムの時代からグラビア界を華やかに彩る。それは令和の時代になっても変わらず、グラビア雑誌やグラビア写真集の目玉といえばやはりビキニだ。
その一方で、時に奇抜に思える衣装が一躍脚光を浴びることも。たとえば、武田久美子の貝殻ビキニなどが、その好例だろう。
ご存じのとおり、1989年出版の写真集『My Dear Stephanie』の表紙にも起用された武田の貝殻ビキニ。ホタテ貝をビキニに見立てた衣装は衝撃的で、グラビア史の伝説となっている。
武田によると、貝殻ビキニの誕生はスタッフとの何げない会話だったという。写真集撮影の前の晩、スタッフと食事をしていたときに「水着に代わるものがなんかないかな。面積的に同じくらいで」という話になったと、かつてテレビ番組で明かした。
場所はハワイの和食屋で、ちょうどそのとき「ホタテがお皿にのってきて、スタッフの人が『これいいんじゃないか』って」と突拍子もない提案をしてきたそうだ。それからスタイリストがホタテ貝をキレイに洗ってビキニに仕立てたという。
貝殻ビキニは練りに練って拵えた衣装だったわけではないようだ。
だが、この話にはひとつ裏話がある。実は、武田は貝殻ビキニの前に「笹ふんどし」という、その名のとおりのユニークな衣装を身につけたグラビアに挑戦しているのだが、これがまったくといっていいほど反響を呼ばなかったのだ。
この「笹ふんどし」について武田は、「ウケると思ったんですけど…」と述懐。それとは正反対に「ウケるとは思わず」にトライした貝殻ビキニが大反響を呼んだというわけだ。
なんとも皮肉な結果といえそうだが、そんな武田の悔しい思いを引きずくかのように、その後「ふんどし」はグラビア界で幾度となく注目を集めている。
ふんどしグラビアはグラビアイメージ作品で人気
最近では新人グラドルの坂元誉梨がイメージ作品『秘密にしてね』で、ふんどしグラビアに挑戦して大きな話題に。もともと大胆な魅せっぷりに定評のあった彼女だが、スレンダーな肢体を「白ふん」でキュッと引き締めた姿は衝撃的と評判を呼んだのだった。
また、干物グラドルとして注目を集める魚釣り名人の吉野七宝実もイメージ作品『磯自慢』で、伝統的なふんどしスタイルを披露。海女さんに扮した彼女がふんどし一丁で極上のボディを躍動させる姿はグラビアファンから大きな歓声が上がった。
雑誌グラビアと比べて攻めた衣装が多い印象のイメージ作品では、スレンダー系のボディと凛々しい美貌を誇る小柳歩がふんどし姿に。しかもかなりキワどい演出で妖艶な魅力を振りまいており、ふんどしグラビアの新世界を切り拓いた印象だ。
ほかにもグラビアのイメージ作品でふんどし姿を披露しているグラドルたちは少なくない。気になる方は、ぜひECサイトなどで検索をかけてみてほしい。
ふんどしグラビアは散発的に話題に
名実共に「No1グラドル」といえる森咲智美もTwitterで気合いのふんどし姿を披露。見事なボディは「男性の正装」でも映えまくり、数多のネットニュースで伝えられるほど大反響を呼んだ。
この森咲と同じ事務所に所属するまいてぃもふんどしショットをInstagramで披露して、その美尻っぷりで話題に。もともと「Tバック隊長」の異名をとるなど美尻で人気の彼女だが、見事なふんどしヒップが改めて絶賛されたのだった。
昨今注目度上昇中のコス美女・いくみも、妖艶なふんどしコスプレをTwitterで披露してネットをざわつかせた。
普段から色っぽい魅力で人気のいくみが魅せた豪快なふんどし姿は、新規ファンの獲得に大いに役立ったよう。このふんどしツイート以降、一気にフォロワー数がアップしてメジャー感が増した印象だ。
こうしたふんどしグラビアはここ数年にわたって時折発生した散発的なものだが、それでも定期的に話題を呼ぶことを考えれば根強い需要があると思われる。
そんなきっかけ…、というかふんどしグラビアのすばらしさを知らしめたのが、「くびれスト」の異名でグラビア界を席巻した川崎あやだ。
ウェスト52センチの驚異的な美ボディで圧倒的な人気を博した川崎は、2019年の「週刊プレイボーイ」誌上で、ハッピの下にサラシを巻き、バシッとふんどしを締めたお祭りガールに扮して美しい肉体を魅せつけたのだった。
いまでは武田の貝殻ビキニと並んで伝説と語り継がれる川崎のふんどしグラビア。この美しきふんどし姿が今なおふんどしグラビアが続く所以といっても過言ではない。
伝説のふんどしカレンダー
ちなみに武田久美子の5歳年下となる宮沢りえは1989年カレンダーでふんどし姿を披露している。当時10代の宮沢が魅せたふんどし姿は、アバンギャルドでアートなグラビアといった印象もあるが、「ふんどし」というフレーズと彼女の超清純で正統派なイメージのギャップが凄まじく、後の『Santa Fe』に続くまで物議を醸すことになった。
かつて武田が失敗したというふんどしグラビアは、ド定番というわけではないものの、令和のグラビア界でも一端の存在感を示す。次に誰がふんどしを締めるのか、気になるところだ。
ということで、次ページよりグラドルたちのふんどしグラビアを紹介したい。まずは、「押忍」と言わんばりの気合いのふんどし姿を魅せてくれた森咲智美だ。
(文=グラッチェ編集部)