グラビアアイドル撮影会に初めて参加してきた【まいてぃ撮影会潜入レポート】

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記者が撮影会で撮った「まいてぃ」

 初めてグラビアアイドルの撮影会に参加してきた。お目当てはTバック隊長こと「まいてぃ」だ。

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 「参加してみたい」と思ったのは、まいてぃのTwitterで撮影会の告知がされていたことが大きいが、実は以前からアイドルの撮影会には興味があった。

 告知ツイートを見ると、開催は次の日曜日。スタジオの最寄駅へも地下鉄で1本、1時間以内に行くことができる…。となると、行かない理由を見つける方が難しかった。

 1番のネックはカメラだった。

 筆者が知っているグラビアアイドルを取り巻くカメラ小僧(大僧)たちは皆、バズーカ砲みたいな巨大なレンズと最新一眼レフを持っているイメージだ。

 それに引き換え、筆者はフリーライターでありながら、カメラは10年落ち、レンズは最大でも105ミリと、小僧たちに到底及ばない。

「みんなすごいカメラ持ってたら、イイ年して恥ずかしいし」

 そう思っていた。

 それから数日、土曜日になっても団体枠がわずかだが空いていた。アイドルを独り占めできる個人撮影は2万円だが、団体撮影は最大5人で、ひとり8000円とお手頃価格になっている。

 それに、最初からひとりで50分の撮影なんて間が持てないに決まっている。入るなら団体だ。そこに空きがあり、推しのグラドルがTwitterで告知している…。

 これ以上考えるのは時間のムダ。腹をくくって撮影会に登録、申し込んだ。

 翌朝、日曜日なのに早く目が覚めたのは、少し緊張していたからに違いない。夕方からの撮影会に備え、カメラとストロボのバッテリーを充電し、メモリーカードの容量を確認、早めに自宅を出発した。

 会場に到着すると、他のアイドルたちの撮影会が行われていた。

 あまり見ないようにしようと思いつつも、チラチラ盗み見してみると、一番ネックだったカメラは、筆者のものより随分小さくて、コンパクトカメラで撮っているファンもいる。

「なんだ、そーなのか」

 やっと一安心できた。

 時間を待って会場に入ると、一緒に撮影すると思しきふたりの男性も一緒に入ってきた。ということは3人で撮るということか。

 スタジオは、事務所のような広いワンルームを改装した部屋。壁際にベッドやソファ、スツール、テーブルセットなどが配置されている。

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 時間直前になると、受付の男性が、

「まいてぃさん、お願いします」

 そう楽屋に向けて声をかけると、我らがTバック隊長・まいてぃが登場した。

「こんにちわ。よろしくお願いします」

 笑顔のまいてぃが現れると、グラドルオーラが輝いて見えた。それもすぐ目の前で。

 水着姿なのだが、眩しくて、一瞬、全裸に見えたのは内緒。

 いや、ブラはつけているが、パンティを履き忘れている! いやまさか、そんなはずはないが…。

 目を凝らして光輝くまいてぃをよく見ると、水着が豹柄の小さすぎるヒモパンタイプだったので、ノーパンに見えたのだった。一瞬だけど、なんだかめっちゃ得した気分だった。

 いよいよ、ドキドキの撮影会が始まろうとしていた。しかし、初めてなので、団体撮影はどんなふうに撮影していいのかわからない。それを聞くと、他のふたりも、

「ボクも初めてなんです」

 と声を揃えて言うのだ。なんだ、みんな一緒じゃん(笑)。そこで一気に緊張がほぐれた。

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 撮影の方法を教えてくれたのはまいてぃだった。

「1分おきにチャイムが鳴るから、そしたら次の人に交代してください」

 なるほど。でも、1分なんてすぐ終わっちゃうじゃん。そう思っていた。

 まずは挨拶をして、チャイムの音と共に撮影開始。カメラを構える手も、シャッターを押す指も腕もヒザも震えている。

 構えているとまてぃが聞いてきた。

「お名前はなんて言うんですか?」

「あ、Sです」

「Sさん! うちのお父さんのお友達と同じ苗字だ!」

 いきなりプライベートな話題を披露するまいてぃのハードルの低さにちょっと驚いた。ま、お父さんの友達の苗字知ったって、何にもならないのだが(笑)。

 その後、1分間シャッターを押しては次の人に交代し、それをグルグルと繰り返す。まいてぃはその間、いろいろなポーズをとり、そして話かけてくる。

「お昼ご飯はなに食べたの?」

「来る途中、近くのラーメン屋で…。まいてぃは何を?」

「あたしはほっともっとの幕の内弁当たべたよ」

「そういえば、(まいてぃが)牛丼弁当5個食べる動画見たことあるよ」

「ほんとー、ありがとう!」

 こんな感じで、写真を撮りながらのおしゃべりがけっこう楽しい。

(撮影会ってけっこう気楽で楽しいじゃん)

 次第に撮影会のハードルは下がっていった。

 他のふたりはどんなカメラを使っているのか、ちょっと覗いてみたら、ひとりはキャノンのイオスKISS。もうひとりは、ポケットサイズのコンパクトカメラとスマホでも撮影している。

 一眼レフ2台をカメラバッグに詰め、重い思いをして背負ってきた自分がアホに思えた(汗)。

 一度、休憩と衣装チェンジを挟み、50分間の撮影タイムが終了すると、最後にチェキタイム(別料金2000円)が。

 横パイが見えそうなギリギリ水着姿のまいてぃとソファに並んで座る。

 推しのグラドルと腕を組み、満面の微笑みでツーショットを撮ってもらい、終了となった。

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 カメラ機材のハードルの低さとグラドルとの近さ、おしゃべりしながら撮れる楽しさを知ったら、「次はいつ? だれに?」と興味は増すばかりだ。

 さて、次のまいてぃ撮影会は…。

(文・写真=ベテランフリーライターS)

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