映画『突撃!隣のUFO』2月3日公開!
UFO事件が多発する世の中。その事件を調査する民間組織URLの敏腕捜査官・滝史郎(ヨネスケ)の活躍を描いた痛快エンターテインメント映画『突撃!隣のUFO』が2月3日よりロードショー!
出演はAKB48の服部有菜、「ウルトラマンジード」の濱田龍臣、「ウルトラセブン」の森次晃嗣、ハリウッドザコシショウ、さらに「月刊ムー」編集長の三上丈晴、UFO研究のカリスマ矢追純一、そして、今回の監督を務めた河崎実と共にかつてエリア51でUFOを目撃したいしだ壱成といった超異色の豪華メンバーだ。
一見ギャグながら、実在のUFO事件の謎にも鋭く切り込むドキュメント&エンターテインメントとなっているという本作。
このたび、URL所属の女性隊員を演じたAKB48の服部有菜にインタビューできたのでお届けしたい! 映画の見どころや撮影秘話はもちろん、服部が実際に体験したUFOやオカルトなど興味深い話を聞いてきた。
【服部有菜】
2001年3月30日生まれ。岐阜県出身。AKB48 チーム8及びチームKのメンバー。ニックネームは「ゆうな」。2014年7月、チーム8のメンバーとしてお披露目。公式Twitter@__03yuna30
服部有菜インタビュー
――映画出演は何度目ですか?
服部有菜(以下、服部):映画には初めて出演しました。
――テレビや舞台と違い映画に出演して感じたことはありますか?
服部:舞台で演技をしたことはあるんですが、映像での演技体験が初めてだったので、とにかく緊張しました。舞台の芝居だと最初から演技の感情が繋げられるんですけど、映画はシーンごとに撮影するから逆に緊張がほぐれなくて、ずっと緊張していました。
――カット割りやシーンごとの撮影があっても緊張が続いたんですか?
服部:そうなんです。「ここでセリフを噛んじゃうかも」というイメージが頭にあって、ずっと緊張していました。
――それは珍しいタイプかもしれませんね。
服部:濱田さんはずっと子役から芝居をされている方なので、私がNGを出して迷惑をかけたらどうしようという思いがずっとあったんです。
――生のステージの方がやり直しがきかないから緊張しませんか?
服部:AKB48のライブや舞台でも本番よりリハーサルの方が緊張しちゃうんです。
――どうしてですか?
服部:リハーサルはスタッフさんが見ているので、その視線に緊張しちゃうんです。だから、映画の撮影でも監督さんやカメラマンさんがずっと見ているので緊張するんです。
――ステージ度胸はあるけど、スタッフの視線が気になるんですか?
服部:そうなんです。ステージは「上がればなんとかなるだろう」というか…。
――映画は撮影中、ずっとスタッフが見ていますからね。完成作品はご覧になったかと思います。それを見て率直にどのような感想を抱きましたか?
服部:カット割りや、カメラから撮られる角度を意識しないとならないので、撮影中は大変なイメージがあったんですけど、完成作品を見たら私の演技がナチュラルで自然体に近いと思いました。舞台は生ものですけど、映画もそれに近くて演技をしていて楽しかったです。
――私も拝見しましたが、服部さんのキュートな無邪気さがすごく伝わってきました。
服部:ありがとうございます。
――今回、服部さんが演じた小百合はどんな役ですか?
服部:小百合ちゃんはすごく天然でおバカちゃんなんです(笑)。その子が先輩である滝さん(ヨネスケ)をリスペクトして慕っている、現実ではなかなかない関係性です(笑)。
――ヨネスケさんとはおじいちゃんと孫くらい年が離れていますからね。
服部:私自身が天然キャラではないので、自分と違うキャラクターを演じられてすごく楽しかったです。映画全体がほぼコメディでそこに挑戦するのも初めてだったので、終始笑っていました。私の親世代が好きそうな映画ですし、私のファンにも河崎監督のファンが多くいて、今回のクラウドファンディングにも協力し、映画を楽しみにしているそうです。
――今回は周りがすごい方ばかりで主演のヨネスケ師匠をはじめ、モロボシ・ダンの森次晃嗣さん、子役から活躍している濱田龍臣さんと錚々たるメンバーですが?
服部:本当にすごい方たちばかりでした。
――ヨネスケ師匠はどんな方でしたか?
服部:私のことを孫のように優しく扱ってくれましたし、気さくに話しかけてくれて温かい方でした。撮影の合間ではセリフが飛ばないようにずっと台本を読んでいらっしゃったので真面目な方だとも思いました。
――ヨネスケ師匠の「突撃!隣の晩ごはん」は知っていますか?
服部:親が見ていた世代なので話は聞いたことがあります。
――森次さんはどんな方でしたか?
服部:撮影が一緒にならなくて会うことができなかったんです。でも、映画を見たらかっこいい方だなと思いました。
――濱田さんとは一緒のシーンが多くありましたが、どのような方でしたか?
服部:濱田さんとは実は同い年なんです。私の好きな映画で『ハニーレモンソーダ』という映画があるんですけど、その映画に濱田さんが出ていたので、すごく親近感を覚えました。
――「映画の中のあの人だ!」って感じですね。
服部:だから、撮影現場ではその映画の話もさせていただいたり、芝居に関する話もできたりしました。濱田さんはすごく話しやすくて楽しい方でした。
――撮影現場の雰囲気は全体的にどんな感じでしたか?
服部:すごく和やかで撮影中もコメディシーンみたいに笑っていましたし、ヨネスケさんがいることで撮影現場がより和み、温かい撮影現場でした。
――それが映像からも伝わってきました。
服部:女性は私一人だったので緊張していたんですが和やかでした。
――河崎監督のことも知っていましたか?
服部:はい、作品も見たことがあります。
――監督から演技指導は受けましたか?
服部:あまり演技指導は受けていなくて、ナチュラルに自由に演じていいと言われました。これまで舞台を含めて芝居の経験が2回くらいしかなかったので、逆に芝居の仕方が分からなかったんです。作品を見たら演技中に私の手が固まっていて、撮りなおしたい気持ちもあるんです。
――自分の手の動きがないことに気が付いたのはすごい発見ですね。
服部:セリフをしゃべっていると硬直してしまうんです。
――確かに日常では手を動かして話しますからね。
服部:そこは作品を見てから気が付いたので、もう少し頑張りたかったです。
――でも、その仕草に気が付いたのはいい話ですし、服部さんが今後、名女優になるきっかけを得たエピソードですよ。
服部:自分の芝居がどうなっているんだろうということばかり気になってしまうんです。例えば電話をしているシーンでも、私の両手がずっと受話器のところにあるんです。確かにそういう芝居もありなんですけど、すごく不自然だなと自分で思いました。その時は緊張していたんだなと、作品を見て気が付きました。
――なるほど。そういう視点で演技を見ているのはすごいと思います。さて、今回の内容はUFOが題材ですが実際にUFOを見たことはありますか?
服部:実際に見たことはないんですけど、実家にUFOの写真がずっと飾ってあるんです。
――どういうことですか?
服部:多分、日本で撮れたUFOの写真なんです。その写真が私の幼少期の頃や家族の写真が貼ってあるコルクボードの左上に貼ってあるんです。
――ご家族のどなたかが撮影したんですか?
服部:怖くて家族には聞けないんです。
――それはどういう形のUFOですか?
服部:アダムスキー型です。ずっと気になっていたんですけど、最近、実家に帰ったらその写真がなくなっていたんです。
――さらに怖い話になりましたね。
服部:一体、写真はどこにいったんでしょうね。
――今回の映画に服部さんが出たことで、家族がなんらかの秘密に気が付かれたら困るから隠したかもしれないですよ(笑)。
服部:気になります。
――日常でUFOを見つけようと気にすることはありますか?
服部:日常では気にしていないですけど、一度はUFOを見たいです。
――この広い宇宙に地球人だけ存在していたら寂しいですよね。
服部:確かに。
――大きなくくりでオカルト体験はありますか?
服部:プライベートで心霊スポットに行ったことはあります。自動車免許を取った年に友達と心霊スポットに行こうとなり、岐阜のダムに行ったんです。
――フラグが立っていますよ。
服部:そのダムにワンボックスカーが停まっていたんです。後ろのシート側にはカーテンが閉められていて、運転手の顔を見たら真っ青な表情ですごい怖い顔つきをしていたんです。「おかしいな」と思いしばらく見ていたら、ダムの奥にそのワンボックスカーが走って行ったんです。
――ますます怪しいです。
服部:数分後には再びこちらに戻って来て、よく見たら後ろのカーテンが今度は開いていたんです。その状況を見て「なにかあったのかな?」と怖くなりました。
――いわゆる「ヒトコワ」系の話ですね。霊感はあるんですか?
服部:霊感はないんですけど学校で幽霊を見たことがあります。中学生の夏休みに吹奏楽部の部室に行く用事があったんですけど、途中で教室に忘れ物を取りに行ったら、なにかの存在を感じたんです。そうしたら階段の踊り場でおかっぱ頭の女の子が身を乗り出して、私のことを見ていたんです。
――怖いですね。
服部:でも、顔のパーツがないんです。
――のっぺらぼうですか。
服部:「あれっ」と思い、振り返ったらいなくなっていたんです。そこから学校が怖くなりました。
――なにか因縁話でもあるんですか?
服部:分からないんですけど、当時、霊感を持っている同級生が隣のクラスにいて、学校には幽霊がめちゃくちゃいるって言っていたんです。その話を聞いた直後だったので、私も霊が見えるかと思ったんですけど、見たのはその1回きりだけでした。
――テレビ局には霊が集まると言われますが、心霊体験はないですか?
服部:ないです。
――ステージでの心霊体験ありますか?
服部:秋葉原のAKB48劇場には幽霊がいると言われています。ステージ裏が真っ暗で、そこに現れるらしいんです。
――なかなか面白い話が聞けました。再び映画の話に戻りますが、服部さんが出ているシーンを含めて見どころはどこですか?
服部:ハリウッドザコシショウさんを始め、芸人さんも出ているのでとにかく笑いが絶えない面白い映画です。その面白さの中でヨネスケさん演じる滝さんがUFOに関しては本気に取り組んでいるので、私はそこに感情移入しました。
懐かしい「突撃!隣の晩ごはん」のようなシーンも見られますし、ヨネスケさん目線で見ると面白さが増します。ヨネスケさんのUFOに関する熱さと、濱田さんの冷静な感情の高低差が見られるところも見どころです。
――そして、服部さんのキュートさも見られます。
服部:私が演じる小百合ちゃんは天然でおバカな役ですが、小百合ちゃんがいることで場が和むので、そこは私の役の見せどころかなと思っています。
――それでは、最後にファンに映画出演に関してのメッセージをお願いします。
服部:人生初の映画出演なので緊張して撮影しましたが、楽しい映画なので多くのみなさんに見ていただいて、感想もいただきたいです。UFO好きな方もハマると思いますので、ぜひ、劇場に足を運んで見てください!
インタビュー・撮影=笠井浩司
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